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【若干ネタバレあり】妖獣奇譚 ニンジャ VS シャーク の感想

この記事は若干ネタバレありです、ストーリーの核心にはなるべく触れないように書いていますが、少しストーリーに触れていたり、 映画の雰囲気(B級感など)についてはわりとガッツリ書いています。
それでも大丈夫な方は読んでみて下さい

ざっくりとした感想

B級サメ映画という括りで見るには微妙で、普通の映画として見ても中途半端という印象を受けました。
アクション部分はしっかりしている、ストーリーもあまり引き延ばさずちゃんと進む、人の成長っぽいのを描いているなど、 わりとしっかりしていて、普通の映画として見れてしまいます。(和製B級映画にありがちな気がする)
ニンジャ VS シャークなんて名前なので、もっと肩の力を抜いて見れる映画の方が嬉しいなというのが個人的な感想です。 そして見た後に「このN分はなんだったんだ…」となりたいです。
逆に、部分的にB級映画っぽい要素を入れる事で、普通の映画として見ても違和感が残ってしまいました。 (無駄に危険な行動を取る、後味がスッキリしていない、など)
ただ、これは自分のB級映画に対する思いと合わなかっただけで、こういったタイプのB級映画が好きなのであれば良い映画だと思います。

より詳細な感想

登場人物について

程よいクズさの人間が居たり、ほどよいデブが居たり、突っ込みどころのある人間が居たりと、 登場人物のキャラクターについてはB級としてもいい感じだなと思いました。
ただ、ちょっと人間がタフ過ぎかなと感じました。 メインキャストについては本当に耐久値が高いので、途中で『これ最後まで死なないな…』と思ってしまいました。

パニック要素について

パニック映画としての雰囲気はあまりありません。
PVを見るとわりと想像つくかもしれませんが、サメの襲撃によるパニック要素はほとんどなく、 人が人と戦うアクション映画としての要素が強めです。サメの出番はちゃんとありますが、全体の要素としてはかなり薄いです。でもタイトル詐欺力が高いのはかなり良いですね。
www.youtube.com ちなみに、サメは放置されがちで、出てきてもあっさり処理されたりと、ちょっとかわいそうでした。(ここはB級感あって面白いかも)
アクション要素に関しては比重重めで、出来も良い物に感じたので、そこは良い点だと思います。

物語の締まらなさについて

物語の締まらなさはかなり良かったと思います。
最終的にあまり問題の解決になっていなかったり、メインキャストのクズ行動がスルーされて居たりと良い感じでした。
無駄に後味の悪さを残すのは見ていて嬉しくなります。

バカバカしさについて

これは一番のマイナスポイントです
唐突に出てくる変な要素は一応あるんですが、正直そこまで驚きやバカバカしさはありません。
変な要素については、どこかで見たことのアイデアであったり、最初から居る(というかPVにも居る)ため溶け込み過ぎたりで、意外性に欠けていました。 また、なまじCGがしっかりしていたり、話自体はちゃんと進むので、『変さ』を感じにくかったです。
話の進め方には無理やり感があってB級度はありますが、面白みがあるかと言われると微妙です。
笑いやバカバカしさを求めて見に行ったらちょっとがっかりするかもしれません。
一応、血、首、サメの一部行動、忍術の一部は低予算を感じる事ができました。

お色気要素について

自分はお色気要素を求めてB級映画を見ている訳では無いんですが、B級の指標としては大事だと思っているので記載します。
B級サメ映画といえば、いきなりおっぱじめて居たりボインのねーちゃんが大胆な水着を着てたりします。 江戸時代という時代設定で本作ではどうするのかなと思っていたんですが、結論として女性の方のお色気シーンはあまりありませんでした。
一応あるにはあるんですが、僅かな上あまり大胆なものでも無いです。
本作は漁師と海女がメインキャストとして登場するので、江戸時代だから服着ないのかな?、「あは~ん波に服が流されちゃった♥」するのかな?とか思っていたんですが、 波ではだけるのは男漁師の和服ばかり、それに対し海女は(なぜか)ガッチリと着込んだ和服が鉄壁のガード力を見せています。なんなん?(ブチギレ)
まあ、これは男目線なので、そういうのを求めている女性には割と満足できるお色気要素があると思います、 男性陣のお色気ポイントは定期的に垣間見えます。
自分が一番お色気を感じたのは、千切れて転がった顔より太いフトモモでした。

テーマソング

いい意味で一番のムカつきポイントです。
本作はテーマソングがあるんですが、なんかオタクが好きそうな曲調とタイトルをしています、個人的には割と好きな部類の曲です。
www.youtube.com テーマソングなのでエンドロールでも流れるんですが、スタッフロールの適当さはともかく曲が良い感じで、流れている映像もアクション部分が多いので質が良く、 映画が良い感じに締まってしまいます。歌詞自体もストーリーに沿った歌詞で、なお良い感じになります。
そのせいで、エンドロール中に今回の映画の振り返って、良い映画だったのかな?と錯覚します。

総括

まとめると、「思ってたのと違う…」でした
ただし、これは自分の感想です。B級映画は100人居れば100人の楽しみ方があります。
自分は正直B級映画としては刺さりませんでしたが、面白いと思う人も居るはずです。
なので、このネガキャンみたいなブログの事は忘れて、純粋な気持ちでニンジャ VS シャークを見に行きましょう